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【女性の悩み】髪のパサつきは薄毛のサイン?

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女性にとって髪はとても大切な存在です。男性以上に髪が自分のイメージに直結するので、いつまでも綺麗な髪を維持していたいものですね。大切な髪にもしパサつきが出てきたら、適切な手当てが必要です。ケースによっては、髪のパサつきは薄毛のサインとして現れることもあります。

将来の薄毛リスクに正しく備えるためにも、この回では髪のパサつきの原因と対処法について見ていきましょう。


パサつきは髪の弱体化のサイン

サイン

人は生まれ持った髪質というものがあるので、生来的にパサついた硬い髪質の人もいます。この場合はある程度諦めが必要ですが、生来的なものが理由であれば薄毛のサインとして現れているわけではないので問題ありません。

問題は自分の髪に「以前と比べて」パサつきが出てきたかどうかです。生来的に髪質が固い人も、この点を意識して以前の自分の髪と比べてどうか、という視点で見るようにしてください。

以前と比べてパサつきが出てきている場合、それは髪の弱体化を示すサインの可能性が高いです。次の項では髪がパサつく原因を確認します。


髪のパサつきはなぜ起きる?

髪のパサつきは色々な要因で起こりますが、薄毛のリスク対策的に問題があるケースとそうでないケースがあります。以下でパサつきが生じる原因を見てみましょう。


① キューティクルダメージによる場合

日常でよく起きやすいのが、キューティクルのダメージに由来するパサつきです。ドライヤーやヘアアイロンなどによる熱ダメージ、パーマやヘアカラーなどによる化学的成分によるダメージ、あるいはヘアブラシによるコーミングの摩擦ダメージなど色々と理由が考えられます。

キューティクルがダメージを受けてはがれると、そこから水分が抜け出てしまいパサつきを生じます。髪質を悪くするのでキューティクルダメージも対処が必要ですが、薄毛的には直接の問題とはなりません。

上記のようなパサつきを生じさせる要因を排除して、トリートメントなどを使ってキューティクルを保護してやるようにしましょう。


② 女性ホルモンの減少

女性ホルモンは女性の健康な髪を作り出すのに大いに貢献しています。ホルモンバランスが正常であれば、その人が本来持つ健康的な髪を育てることができますが、何らかの理由で女性ホルモン量が減少すると髪の健康状態が悪くなり、パサつきを生じさせることがあります。

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの二種類がありますが、前者は髪にハリや艶を出す作用があるので、エストロゲンの減少は髪のパサつきを生じさせる直接の原因となるでしょう。

プロゲステロンは髪の成長期間を維持する作用があるので、減少すると髪の成長機会が奪われ、長期的に髪の状態を悪くしますから、これがパサつきにつながることも考えられます。

ホルモンバランスが乱れる要素はいくつかありますが、大きな要因に加齢があります。更年期以降はどうしても女性ホルモンの量が減ってしまいますから、ある程度は仕方がありません。少しでも補うために、女性ホルモン用物質とも呼ばれる大豆イソフラボンを積極的に摂取するのがお勧めです。

加齢以外でも、生活上の不摂生があるとホルモンバランスは簡単に崩れます。睡眠時間が短い、あるいは不規則な場合も引き金になるので要注意です。過度のストレスも引き金になるので、ストレスコントロールも意識して生活するようにしましょう。


③ 髪の栄養不足

ダイエットをしている、忙しくて食生活が乱れているなどの理由で栄養状態が悪くなると健康な髪を育てることができなくなります。栄養不足も髪の弱体化を招いてパサつきの原因になることがあるので、注意が必要です。

まず、毛髪本体を構成するケラチンを作り出すためにはタンパク質が欠かせません。タンパク質を取っても、実際に髪を育てるにはビタミンやミネラルなどの各種栄養も必要になります。

日ごろジャンクフードで食事代わりにしている人は、栄養不足によるリスクが高いので要注意です。どうしても食事面に手間や時間をかけられないのであれば、栄養サプリメントを活用するのも手です。


④ 血行不良

食事から栄養を取っていたとしても、頭皮に血行不良が生じていると毛根に栄養を届けることができません。この場合も次第に髪の健康が失われ、パサつきを生じる原因になります。

血流を維持するビタミンEの摂取や、頭皮マッサージなどで頭皮の血行を回復させてやるのが効果的です。


まとめ:髪のパサつきは髪の弱体化のサイン!適切な対処で薄毛を予防しよう

この回では、女性の髪がパサつく原因や対処法について見てきました。以前よりも髪のパサつきを感じるようになった場合、理由はなんにせよ髪の弱体化を示しているので何らかの対処が必要になるでしょう。

薄毛リスク的に問題がある場合は、将来的な薄毛予防のためにも原因に対応した対処が求められます。ただ、実際には個別の要因は自分でもわからないことが多いものです。

当院では薄毛になる前から髪の相談をされる方もたくさんいらっしゃいます。将来の薄毛を回避するためにも、パサつきが続くようであれば早めに当院にご相談ください。