2020.3.25 悩み
抜け毛の本数が増えたら…抜け毛の原因と対策方法
現代では男性だけでなく女性も抜け毛に悩まされますが、どうして抜け毛が起きるのかいまいちイメージがつかないものです。
今回の記事では抜け毛が起きる原因をタイプ別に分けて解説し、抜け毛の原因を特定するお手伝いをいたします。抜け毛の原因には身近な生活習慣が関わっているため、これを機に生活の見直してみるといいでしょう。
抜け毛が起きる原因
抜け毛が起きる原因は男性と女性で微妙な違いがありますが、大枠では抜け毛の原因は共通している点が多いです。特に抜け毛を引き起こす大きな原因としては男性ホルモンの影響があげられますが、抜け毛の原因も含めて抜け毛が起きやすくなるシチュエーションをご紹介していきます。
加齢
抜け毛が起きるメジャーな原因は加齢があげられます。年齢を重ねるにつれて身体機能が衰えていきますが、これは加齢に伴い筋肉や骨をつくる男性ホルモンの分泌量が少なくなるために起きる自然現象です。
しかし、自然のまま身体機能が低下するのはよくないので、脳は不足している男性ホルモンを補うように、少量の男性ホルモンをより強力に変化させます。強力な男性ホルモンに変化すると年齢を重ねてもある程度は体の機能を維持できますが、変化した男性ホルモンはパワーが強すぎて健康な髪を抜けさせる作用が出てきます。
つまり、身体機能を維持する代わりに抜け毛が仕方なく起きているということです。女性はもともと男性ホルモンの分泌量は少ないですが、年齢を重ねると女性ホルモンの分泌量が減少し、相対的に男性ホルモンの量が増えて強力な男性ホルモンに変化するため、女性も抜け毛が起きてしまうのです。
食べ物の好き嫌いが激しい
抜け毛とはあまり関係がないようにも思われる食生活も、実は抜け毛を起こす原因になります。髪の毛は食べ物などで摂取して栄養をもとに髪を伸ばしていきますが、食べ物の好き嫌いがあるとどうしても栄養バランスに偏りが出て、髪の成長に必要な栄養が足りなくなるそれがあります。
たとえば野菜嫌いですと、ビタミンやミネラル、食物繊維などが不足しがちになりますが、ビタミンは頭皮に栄養を届けるために必要な栄養素なので、野菜を避けていると頭皮へ栄養が届きにくくなります。
ただ野菜は苦かったり美味しくないと感じる人が多いので避けがちですが、近年では野菜の風味を消した食製品も販売されていますから、工夫した食製品を食べて栄養を補うと栄養バランスの崩れを防ぎやすくなるでしょう。
植物も水がないと枯れるように、髪も頭皮に栄養がないと枯れて抜けるため食生活は抜け毛の原因に深い関わりがあるといえるのです。
爪を立ててシャンプーしている
シャンプーをしているときに抜け毛が多いと感じる人も多くいらっしゃいますが、シャンプーも場合によって抜け毛を招く原因になり得ます。
一般的なシャンプーの仕方は髪にシャンプーをつけて爪を立てながら洗う方法がメジャーですが、爪を使った洗髪は頭皮を引っかいているため髪をつくる細胞ごとむしってしまっているのです。
爪で引っかくだけでは出血するような大きなケガにはなりませんが、爪を使った洗髪は目には見えない微小なキズをつくり、髪を育てる環境そのものを悪くしているといえます。
爪を使わない洗髪は最初は洗った気にならないでしょうが、頭皮ブラシなどでマッサージするように洗うと程よい刺激もあるので使ってみるといいでしょう。
抜け毛を予防するには
抜け毛の原因は身近な生活習慣が原因ですが、ちょっとした工夫をすれば抜け毛を緩和することは可能です。普段からできる予防策としては食生活の改善がおすすめですが、より抜け毛を予防したいのであればクリニックでの治療も視野に入れておくといいでしょう。
イソフラボンをとる
イソフラボンとは大豆や大豆製食品に含まれる栄養素のことで、摂取すると女性ホルモン(エストロゲン)と似たはたらきをして男性ホルモンの分泌量をおさえてくれます。
そもそもホルモンは男性ホルモン、女性ホルモンが一定のバランスで分泌されており、どちらかのホルモンの分泌量が下がると、片方のホルモンの分泌量が増えるようになっています。たとえばたんぱく質が豊富な鶏肉ばかりを食べていると男性ホルモンが増加しますが、毎日鶏肉だけ食べていると女性ホルモンが減り、抜け毛の原因になる強力な男性ホルモンに変化しやすくなるのです。
特に筋トレをしている男性であれば鶏肉は筋トレ中の食事メニューに重宝しますが、栄養を重視すると効率よく筋肉を増やせないので、たんぱく質も豊富な大豆を食べるようにするといいでしょう。
クリニックで治療
普段のケアとしてイソフラボンは有効ですが、どうしても完全に抜け毛を予防するまでの効果は望めません。しっかりと抜け毛予防をしたい場合はやはりクリニックでの治療がおすすめです。
クリニックでの抜け毛治療は、抜け毛の原因となっている強力な男性ホルモンがつくられないように薬を使って対処していきます。たとえば強力な男性ホルモンがつくられないようにする薬『フィナステリド』は一般的な男性ホルモン(テストステロン)と5αリダクターゼの間に入り込んで、くっつかないように妨害するのです。
ホルモンにはたらきかけるため普段の生活ではできない予防策ですが、原因に対してアプローチするので抜け毛の予防への高い効果が望まれるのです。
まとめ
抜け毛の原因は身近な習慣が原因でもありますが、やはり大きな原因は加齢に伴う男性ホルモンが悪影響を及ぼしていることが原因です。
男性ホルモンそのものは普段の生活でなんとかすることはできませんが、当クリニックのように薄毛治療の実績が豊富なクリニックで治療を進めると、薄毛を改善することはできます。
「なんだか髪のボリュームが少ない気がする」とお気づきになられましたら、抜け毛や薄毛が進行しているサインのおそれがありますので、ぜひ一度カウンセリングにお越しになられてみてはいかがでしょうか。