コラム

2020.3.19 知識

薄毛の原因と治療法を紹介！早めの治療がポイント

薄毛の原因とは

男性が薄毛になってしまう原因は、主に男性ホルモンが悪さをしているためです。男性ホルモンは男性らしい体をつくるホルモンですが、一般的によく知られている男性ホルモン（テストステロン）とは別の種類の男性ホルモン『ジヒドロテストステロン』が抜け毛を起こさせているのです。

ジヒドロテストステロン

ジヒドロテストステロン（DHT）が分泌されるには、テストステロンと頭皮にある酵素『5αリダクターゼ』という物質とくっつくことで発生します。

年齢を重ねるごとに薄毛になるのは加齢とともにDHTが生成され安くなるためで、ある意味男性の薄毛は自然現象であるといえるのです。

ストレス

ストレス社会でたたかう現代人は多少のストレスを感じながら生活をしますが、ストレスも薄毛を引き起こす原因になり得ます。ストレスは少量であれば気を引き締める材料として健康維持を期待できますが、毎日厳しいストレスにあっていると、ホルモンをコントロールしている視床下部という場所にエラーを起こさせます。

ホルモンは一定のバランスで分泌されていますが、エラーが起きると男性ホルモンだけを大量に分泌させるなどホルモンバランスを崩れさせてしまうのです。そして、男性ホルモンの量が増えると若い男性であっても頭皮にある5αリダクターゼとくっつきやすくなり、薄毛を発生させてしまうのです。

ストレスは誰でも感じているものですが、男性全員が薄毛にならないのはストレスの感じ方や普段からうまく発散しているためで、若い男性が皆薄毛にならないのはこれが理由といえます。

過度な筋トレ

若い男性であれば筋トレを趣味にしている方もいらっしゃるでしょうが、筋トレも実は薄毛になるリスクがあります。筋トレの目的は筋肉を増やしたり強くするためですが、筋肉を増やすと屈強な肉体にさせるため男性ホルモンの分泌量が増えてしまい、5αリダクターゼとくっつきやすくなるため、薄毛が進行してしまう可能性があります。です。

薄毛治療の内容

近年では薄毛はクリニックで治療をはじめれば症状の進行を止めたり緩和することができるため、薄毛は一度なれば髪が生えてこなくなる恐ろしい症状ではなくなりつつあるのです。具体的にクリニックの治療はどのようなことをしているのか、詳しく解説していきます。

抜け毛をストップさせる

まず薄毛は強力な男性ホルモンであるDHTがつくられないように対処していきます。髪の量が減っているのはDHTが原因のため、DHTがつくられないようにフィナステリドというお薬で生成をストップします。

具体的にはフィナステリドが一般的な男性ホルモンと5αリダクターゼを合体しないように防いでくれるイメージです。フィナステリドは飲むタイプのお薬なので頭皮に直接塗るなどの手間がないので、続けやすいのもポイントといえるでしょう。

発毛を促す

抜け毛予防のお薬と同時に発毛を促すお薬も一緒に服用していきます。先ほどご説明したフィナステリドはあくまで抜け毛をストップさせるお薬であって、髪の毛を生やす効果はなく、発毛効果が期待されるミノキシジルを服用して髪のボリュームを増やしていくのです。

フィナステリドは抜け毛を抑制するお薬で、ミノキシジルは発毛を促すお薬のため役割が違うため2種類のお薬を服用する必要があるのです。複数の薬があると飲み忘れが出てきそうですが、医師の指導にもよりますが一日一回飲むだけで済むのでそこまで手間にもなりません。薄毛を改善するためにもフィナステリドだけでなく発毛剤は薄毛治療には必要といえます。

ビタミン剤などで薬の効果を伸ばす

フィナステリドやミノキシジルのほかにビタミン剤を処方されることがあります。薄毛治療のベースは抜け毛予防の薬と発毛を促す薬を使って進めていきますが、ビタミン剤を併用することで頭皮に成分がアプローチされやすくなり、より効果を実感しやすくなるのです。

ビタミンは血管の詰まりを解消してくれる効果もあり、血管の中を血液が流れやすくしてあげることでお薬の効果が発揮されやすくなります。もちろんビタミン剤だけでなく普段の食生活でも野菜などからビタミンや栄養を摂取するようにすればよりよいので、食生活にも関心をもつようにするといいでしょう。

まとめ

薄毛の原因は男性であれば月日の流れで自然と起きてしまうため、薄毛が進行しはじめたら早めに対処することが大切です。当クリニックでは薄毛治療の実績が豊富にございますので、ご年配の方はもちろんお若い男性の薄毛治療にも対応しています。

「髪の毛が減った気がする」とお気づきになられましたら、ぜひ一度当院のカウンセリングにこられてみてはいかがでしょうか？