2020.3.15 女性
【女性必見】髪も肌もツヤツヤ!その秘密はエストロゲンにあった!
エストロゲンは健康にいいとよく見聞きしますが、具体的にエストロゲンにどのような効果があるかいまいちわからない人のほうが多いのではないでしょうか。今回の記事では体にいいとされるエストロゲンの基礎知識と効果やメリットを中心に解説し、エストロゲンの魅力をお伝えいたします。
エストロゲンとは
エストロゲンとは女性ホルモンのことをいい、日々の体調や健康に大きく関係しています。エストロゲンは女性特有の器官である卵巣から分泌されており、女性らしい体をつくるために分泌されることがメインです。
たとえば胸や子宮だけでなく、すべすべした肌や女性らしいボディラインを作るための筋肉、自律神経の発達にもエストロゲンは使われています。エストロゲンは女性の体づくりのために必要不可欠なホルモンですので体が必要とすれば量が減っていきますが、エストロゲンが減少すれば分泌量を増やすように脳から指令が出るようになっています。
女性だからといって体内はエストロゲン(女性ホルモン)だけしか分泌されないというわけではなく、男性ホルモンもある程度分泌されており、体がバランスを調整しながら女性ホルモンの量を決定していくのです。
しかし生活習慣などが乱れるとホルモンバランスを崩すことがあり、女性ホルモンの分泌量が少なくなることがあります。女性ホルモンの量が減ると生理に影響が出たり、肌荒れを起こすなどのトラブルが起きるため女性の健康にとっては非常に重要なホルモンなのです。
エストロゲンのメリット
エストロゲンは卵巣から分泌されるホルモンなので、女性であれば日常的にエストロゲンからたくさんのメリットや良い効果を得ています。
一般的にはエストロゲンは『女性らしい体をつくる』とされていますが、具体的にはどのような効果があってどのようなメリットがあるのでしょうか。エストロゲンは大きく分けて次の4種類の効果があります。
髪がツヤツヤになる
エストロゲンは目に見える体づくりだけでなく頭皮にもいい影響を与え、ツヤツヤした髪をつくる効果が期待できます。理由としてはエストロゲンは頭皮の血流を促し、また乾燥しないようにうるおいを与えてくれる効果があるのです。
エストロゲンをさらに深掘りするとエストロゲンが子宮にある卵胞を育て頭皮の健康状態を向上させてくれる効果があります。もちろん長時間紫外線を浴びればエストロゲンといえども頭皮の乾燥を招くこともありますから、帽子などで日焼け防止をしないと髪を痛める原因にもなりますからエストロゲンの効果を過信しないようにしましょう。
肌にツヤとハリが出る
エストロゲンはツヤやハリのあるなめらかな肌をキープしてくれる効果も期待されます。女性であれば日焼け(紫外線)はお肌の天敵であるとご存知でしょうが、紫外線を浴びることで肌にダメージが蓄積され、シワやたるみが発生するのです。
エストロゲンは肌の防御機能であるメラニン細胞やヒアルロン酸などにはたらきかけて、紫外線によるダメージ(光老化)が進行しないように手助けをしてくれる効果があります。
エストロゲンの分泌量が多い女性だからといってなにも対策をしないで外に出れば紫外線の蓄積量が上がって肌のダメージを防ぎきれなくなりますので、やはり日焼け止めは必須といえるでしょう。
女性らしいからだ作りの手助けをする
エストロゲンは女性らしい体をつくるためにも必要とされるホルモンですが、なぜ女性らしい体(丸みのある体型)になるのでしょうか。それは妊娠できるようにするために作用しているからなのです。妊娠をすれば妊娠していないときよりもお腹の赤ちゃんのために栄養をたくさん取らなければいけませんが、もし食べ物を入手できなかった場合は赤ちゃんに栄養が送れません。
そのようなケースに備えて皮下脂肪を蓄えておき、そこから万が一のときに栄養を送るためにあると考えられています。女性らしい体にはこのような理由があって、丸みのある体へと成長させてくれる効果があるのです。
更年期障害の緩和
年齢を重ねていくと起こりやすくなる症状に更年期障害がありますが、エストロゲンは更年期障害にも関係や効果があります。そもそも更年期障害の原因はホルモンの分泌量が急激に下がることで体がホルモンの低下についていけず、ホルモンをコントロールしている脳が悪影響を受けて体の不調を招くためです。
ホルモンをコントロールしているのは脳の視床下部と呼ばれる場所ですが、視床下部は心にも影響される場所なため、イライラしたり気持ちが落ち着かなくなる症状が出てしまうのです。
年齢を重ねていくとどうしてもエストロゲンの分泌量が減ってしまうので更年期障害が起きやすくなりますが、女性ホルモンの分泌量があがれば更年期障害も緩和できるため対策をしてみるといいでしょう。
エストロゲンは薄毛改善も期待できる
女性ホルモンは頭皮の状態をいい状態にキープしたり、健康的な髪の毛を生やす作用がありますが薄毛改善効果も期待できます。少し前にもお伝えしましたが、女性と雖も対内では一定のバランスを保ちながら女性ホルモンと男性ホルモンが分泌されています。
薄毛の原因は男性ホルモンが悪さをしているためなのですが、女性ホルモンの分泌量をあげることで男性ホルモンの量(比率)を減少させ薄毛を緩和できるのです。女性ホルモンの分泌量は体任せだけでなく、しっかりとした時間の睡眠をとったり、適切に運動をして健康管理をするなどがあります。
また、大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲンと同じ働きをすることが研究で判明しているので、大豆製品を積極的に食べるのもよいでしょう。
まとめ
エストロゲンは女性らしい体づくりだけでなく女性の薄毛問題にも関係があることがお分かりいただけました。女性ホルモンが減ればそれだけ薄毛の原因を作ったり、気持ちがイライラしたりする原因にもなりますから普段から体の変化に注意を向けておかなければいけません。
今回を機会に運動をはじめてみたり、生活の見直しをして女性ホルモンが増えるように行動してみてはいかがでしょうか?