2019.9.19 知識
薄毛の多い国はどこ?ランキングから読み解く薄毛対策
今回はいつもと少し趣向を変えて、日本だけでなく他の国々の薄毛事情について考えてみたいと思います。私たちは普段自分の周りしか見ていないので、「男性は年を取れば薄くなるんだな」という意識をお持ちの方が多いと思いますが、日本人は世界と比べてどれくらい薄毛が多いのか、考えを巡らす機会はそうないと思います。
本章では薄毛が多い国別のランキングをご紹介し、日本がどのくらいの位置にいるのか見てみます。その結果から、世界の薄毛事情の考察と、日本人に必要な薄毛対策について考えてみたいと思います。
薄毛が多い国ランキング日本の順位は!?
今回使用させて頂くのは、カツラの提供などを行っている株式会社アデランスさんの「世界の成人男性薄毛率」という調査結果です。各国の主要都市を取り上げて、人口に占める薄毛の人の割合を調査したものです。地球上の全ての国を調査したものではありませんが、概ね主要な国々を網羅しています。以下でランキング順位を確認してみましょう。
1 | チェコ(プラハ) | 42.79% | 158万人 |
---|---|---|---|
2 | スペイン(マドリード) | 42.60% | 650万人 |
3 | ドイツ(フランクフルト) | 41.24% | 1263万人 |
4 | フランス(パリ) | 39.10% | 787万人 |
5 | アメリカ(NY/LA/シカゴ) | 39.04% | 4027万人 |
6 | イタリア(ミラノ) | 39.01% | 874万人 |
7 | ポーランド(ワルシャワ) | 38.84% | 505万人 |
8 | オランダ(アムステルダム) | 37.93% | 216万人 |
9 | カナダ(モントリオール) | 37.42% | 441万人 |
10 | イギリス(ロンドン) | 36.03% | 760万人 |
11 | ロシア(モスクワ) | 33.29% | 1623万人 |
12 | オーストラリア(シドニー) | 30.39% | 208万人 |
13 | メキシコ(メキシコシティ) | 28.28% | 811万人 |
14 | 日本(東京) | 26.05% | 1293万人 |
15 | 中国(香港) | 24.68% | 61万人 |
16 | シンガポール(シンガポール) | 24.06% | 41万人 |
17 | タイ(バンコク) | 23.53% | 476万人 |
18 | マレーシア(クアラルンプール) | 22.76% | 152万人 |
19 | 台湾(台北) | 22.59% | 175万人 |
20 | 韓国(ソウ讃) | 22.37% | 337万人 |
21 | 中国(上海) | 19.04% | 8876万人 |
これを見ると、上からヨーロッパ、アメリカなどが上位を占め、ロシア、オーストラリア、メキシコに次いで日本が14位にランクされています。日本が中国の主要都市二つより上位であることが意外と言えば意外かもしれません。次の項では、このようなランキングになった理由を独断と偏見、及び想像と類推で考察してみたいと思います。必ずしも根拠があるわけではないので、エンターテインメントとして捉えてくださいね。
出典:株式会社アデランス「世界の成人男性薄毛率」調査結果より 2009年発表(調査期間:1998~2008年)
薄毛が多い国(上位層~中盤層)の理由を考察
あくまで想像と類推の域をでませんが、上位の国になぜ薄毛が多いのかを考えてみたいと思います。ランキングを概観すると、上位層が非アジア圏、下位層がアジア圏という風に大別できるかと思います。最上位にはチェコ、スペイン、ドイツ、フランスと来ていますが、これらの国は地理的に近接しています。もしかすると遺伝的に薄毛になりやすい多いのかもしれません。
全体的な傾向として、西洋人の3人に1人、東洋人では4人に1人が薄毛という状況です。非アジア圏に薄毛が多い根本的な理由ははっきりとは示せませんが、遺伝の他にも食生活などが関係しているのではないかと推察されます。
薄毛が多い国(下位層)の理由を考察
日本はランキング中、下位層に入る14位にランクしていますが、アジア圏ではトップになってしまいました。タイや韓国はあまり薄毛のイメージがありませんが、中国の二大都市よりも東京が上位にランクされているのはどう見たらよいでしょうか。
日本の中でも東京は色々とストレスがかかりやすい都市ですから、ストレス面の影響もあるのかもしれません。中国もそうですが、タイやマレーシア、台湾などは食文化もまだ自然由来の生活が多く残っています。ファストフード的なものではなく、精の付く自然食材を豊富に取り入れていることが、もしかしたら育毛力を高めているのかもしれませんね。
日本人の薄毛対策はどうする?
アジア圏で薄毛が多い国のトップになってしまった日本(東京)ですが、これを特別に悲観することもないと思います。食生活などはできるだけ健康面を意識してもらいたいと思いますが、他のアジア圏の食文化を真似したところで効果的な薄毛対策に直結するとは思えません。文化を変えることはできませんし、する必要もないと思います。
分かっていることは、食事や睡眠、運動など基本的な健康を維持することが髪を育てる自然的な力を維持することに繋がるということです。また紫外線については頭皮環境には良くないので、日本国内でも春から夏にかけては紫外線を避ける工夫が必要です。
このように、個人でできる対処はしてもらいたいと思いますが、今は薄毛の大部分を占めるAGAの原因が解明されているので、難しいことは考えずにAGA対策に重点を置けば問題は解決できます。薄毛の原因となるホルモンが増えてきたら、これを抑制する治療薬(フィナステリドなど)を使用することで薄毛を止めることができます。もし薄毛がある程度進行してしまっても、薄毛改善作用の強い治療薬がありますから、毛根が死んでしまう前に処置をすることで毛量を回復することが可能です。
悲観する必要なし!日本は薄毛対策先進国です
アジア圏ではトップになってしまいましたが、日本は経済的にも裕福な国に入りますし、薄毛治療に関する医療の提供が積極的になされているので、薄毛治療の面では恵まれているといえます。当院でも体に負担のかからない基本的な投薬治療はもちろん、AGAメソセラピーなど最先端の治療法を提供しています。
もし抜け毛や薄毛が気になったら、早い段階でご相談を頂くことで効果的な治療が可能です。無料のカウンセリングも可能ですので、心配な人はいつでも当院にご相談ください。